私自身、旅行が好きで好きでたまらないのだが、世の中には一定数、旅行の何が面白いの?と、旅行があまり好きではないと感じている人がいる。
「何」が面白いのか?
正直、かなり難しい。
日ごろから漠然と考えてはいたことだが、今回は改めて旅行における「幸せ」について考えてみることにした。
大きく分けると、3つに集約することができたので、ランキング形式でお伝えしていきたいと思う。
Best3:自分がまだ見たこともない「世界」を知ることができる
「世界」というと、少し抽象的すぎてイメージが沸かないかもしれないが、要は、食べたことのない「料理」、見たことのない「絶景」や「景色」、話したことのない外国の方との「交流」、これら全てが含まれる。
今まで食べたことのないような美味しい料理を食べる可能性があり、
今まで見たこともないような綺麗な絶景をみる可能性があり、
今まで出会ったことがないような面白い人、魅力的な人に出会える可能性がある。
これは「旅」をしなければ絶対に味わうことができない。
Best2:日常のストレス、とりわけ仕事からのストレスが無になる
毎日、仕事がしんどい。
残業がきつい・・・
職場の上司が無理・・・
仕事がつまらない・・・
仕事に対する愚痴を挙げれば、きりがない。
中には仕事が好きでたまらない!という方もいるが、多くの方がどちらかというと、「好きではない」はず。
私自身、旅行にはまる前は日々、単調な生活を送っており、退屈な日常を過ごしていた。
毎日、決まった時間に起き、決まった仕事をし、決まった上司に怒られる。
毎日が「昨日」の連続で、何も変化がなかった。
ただ、とある旅行をきっかけに旅行に「はまる」ことができ、その瞬間、毎日が楽しくなった。
浴室には防水の世界地図をはり、毎日、地図を眺めながら、「翌月の連休はどこに行こうか」と考える日々を過ごした。
気が付けば、毎日ストレスに感じていた上司の「ありがたい」お説教も、言葉を選ばずにいうと、どうでもよくなり、何も感じなくなった。
これは何も「旅」に限ったことではないが、人間だれしも、何かに夢中になることができれば、その他の雑音は気にならなくなる。
趣味は人生を豊かにするというが、それは何も「楽しい!」と思える時間が増えるだけではない。
「苦しい」とか、「つまらない」とか、「寂しい」とか様々な負の感情を抑えるメリットがある。
Best1:一生付き合える「旅友(たびとも)」を作ることができる
私が旅行を趣味にできて本当に良かったと思うのは、シンプルに「旅友(たびとも)」を作ることができるからだ。
学生までは少し努力すれば容易に友人を作ることができたものの、社会人になってからは自分から創出しない限り出会いは激減する。
また厄介なことに出会いを求めにいっても、一定数、「危ない輩」に出くわす可能性がある。
仲良くなったと思ったら、数日後、保険の勧誘、宗教の勧誘、あるいはネットワークビジネスの勧誘を受ける可能性だって大いにありうる。
ただ、旅行を通じ仲良くなった人の中で、そのような「危ない輩」に出会ったことは一度もない。
これはあくまで確率論であるので、旅行中に出会う人すべてが良い人というつもりは全くない。
少なくとも私は、数え上げればきりがないくらい、旅を通して素敵な出会いを経験することができた。
1人でギリシャにあるサントリーニ島に行った時のこと。たまたま一緒だったゲストハウスの宿にいた日本人と仲良くなり、いまだに定期的に連絡を取り合う仲になったり。
またバンコクの観光案内所で働いていたタイ人が、ド素人バックパッカーである私に観光スポットを親切に色々と教えてくれ、バーにまで連れていってくれた。
その時の彼の発言をいまだに覚えている。
「僕が日本に行った時、日本人に親切にされたから、こっちにいる日本人には親切にしたいんだ」
彼ともいまだに連絡を取り合っている。
旅先の出会いは文字通り、一期一会。
たいていの場合、その場限りの出会いとなり、最初で最後の出会いとなる可能性が高い。
ただ、逆にそのような関係だからこそ、変な下心を抜きにお互いがオープンにコミュニケーションを取ることができるのかもしれない。
旅先での出会いには私自身、本当に感謝している。
旅先にその国を選ばなければ、その日程に旅行に行っていなければ、その宿に泊まっていなければ、決して会うことはできない。
まさに「めぐりあわせ」なのである。
とりわけ、一人旅で旅行に行った時にできる友人のありがたみは格別であるし、シンプルに幸せな気持ちになれる。
私は、この旅の出会いに取りつかれてしまい、死ぬまで旅をし続けようと思っている。
旅こそ、私の幸せの根源。
今はコロナで大変な時なので、早く事態が収束するのを祈るばかりである。
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